私は調子が悪いときは常に全身性チアノーゼが現れており、特に思春期などはこの状態に思い悩んでしまっていました。
今回はその、「全身性チアノーゼ」について説明していきます。
無脾症の合併症として代表的な単心室症や心房中隔欠損症の症状として出てくるものの一つが、この全身性チアノーゼです。
これは、特に体の末端ですが、全身的に低酸素症に陥ってしまっているときに症状として出えてしまいます。
小さいころは身体も小さく、チアノーゼが症状として出るとしてもプールの後、カラダが冷えてしまった際などに多く出てしまうことがあるくらいでしたが、成長してくるに連れて末端部分まで血液を十分に運ぶことができず、チアノーゼの状態が日常的に続いてしまうようになってきました。
チアノーゼの具体的な症状としては、血色が悪くなってしまい、いわゆる、「顔色が悪い状態が続いてしまう」症状のことを言います。
また、心疾患を持つ方の多くは、この血液中の酸素飽和度が低いことから、チアノーゼとスプーンネイル(ばち爪ともいう)になってしまうことが多いです。
このチアノーゼが出るか出ないかというのは、血中の酸素飽和度(サチュレーションともいう)によって変わってきますが、特に無脾症がある人は、これまで身体全体を循環して、役目を終えた赤血球が代謝できず(赤血球の代謝機能を持つのが脾臓)、古い赤血球が体内に留まり続けてしまうことで、血色(けっしょく)が悪くなってきてしまうのです。
そのことから今私は個人的に、中医学(中国発祥の東洋医学のこと)の中にある、「瀉血」という、古い血液を抜いて、カラダから毒素を抜いてくれる療法に興味があるので、こちらを体験したら、またそのことを報告したいと思います。
私は現在4か月に1回の定期検診と、年に1回の1日ホルター心電図検査、心臓エコー検査を定期的に受けている状況です。