目次
<結節性硬化症>はどんな病気?
<結節性硬化症(Tuberous Sclerosis Complex:TSC)>は、
遺伝子異常によって全身に良性腫瘍(過誤腫)が多発する、先天性の全身性疾患です。
特に脳・皮膚・腎臓・心臓・肺に病変が出やすいことが特徴です。
- 1. 病気の概要
- 2. 原因(遺伝子異常)
- 3. 主な症状(臓器別)
- 4. 遺伝形式
- 5. 診断
- 6. 治療
- 7. 予後
- まとめ
- 1. 発症頻度(有病率・出生頻度)
- 2. 日本での患者数の推定
- 3. 男女差・人種差
- 4. 「診断されていない人」も一定数存在します
- 5. 他の希少疾患との比較(参考)
- 6. まとめ
- 結論(要点)
- 1. 原因遺伝子について
- 2. 何が起こるのか(病気の本質)
- 3. 遺伝と突然変異の割合
- 4. なぜ症状に個人差が大きいのか
- 5. 重要なポイント(誤解されやすい点)
- まとめ
- 結論(最重要ポイント)
- 1. 「常染色体優性遺伝」とは
- 2. 家族歴がない人のほうが多い
- 3. 軽症の親から重症の子が生まれることもあります
- 4. モザイク型の場合
- 5. 将来の妊娠・出産について
- まとめ
- 全体像(重要)
- 1. 胎児期〜新生児期
- 2. 乳児期(最も重要な時期)
- 3. 幼児期〜学童期
- 4. 思春期〜成人期
- 5. 皮膚の経過
- 6. 生命予後
- 7. 経過に個人差が大きい理由
- 8. 現代医療による変化(重要)
- まとめ
- 全体の考え方(重要)
- 1. てんかんの治療(最重要)
- 2. 脳病変の治療
- 3. 腎臓病変の治療(重要)
- 4. 肺病変(LAM)の治療
- 5. 皮膚病変の治療
- 6. 発達・行動障害への支援
- 7. mTOR阻害薬(現代治療の中核)
- 8. チーム医療が不可欠
- まとめ
- 全体の基本方針(重要)
- 1. てんかんに関する注意点(最重要)
- 2. 腎臓(腎血管筋脂肪腫)に関する注意点
- 3. 肺(LAM)に関する注意点(特に成人女性)
- 4. 心臓・脳腫瘍に関する注意点
- 5. 発達・学習・心理面の配慮
- 6. 皮膚症状への配慮
- 7. 感染症・発熱時の注意
- 8. 妊娠・出産を考える場合(成人)
- まとめ
1. 病気の概要
結節性硬化症は、
- てんかん
- 発達障害・知的障害
- 皮膚病変
を三本柱とする疾患として古くから知られていますが、
実際には**全身の臓器に影響する「全身性疾患」**です。
症状の重さには非常に大きな個人差があります。
2. 原因(遺伝子異常)
● 原因遺伝子
- TSC1遺伝子(ハマルチン)
- TSC2遺伝子(チュベリン)
これらの遺伝子は、
**mTOR経路(細胞の増殖・成長を制御する重要な仕組み)**を抑制する役割を担っています。
● 何が起こるか
- TSC1 / TSC2 が機能しない
→ mTORが過剰に活性化
→ 細胞が増えすぎる
→ 全身に良性腫瘍(過誤腫)が形成
3. 主な症状(臓器別)
① 脳・神経系
- てんかん(約80〜90%)
- 乳児期早期の**点頭てんかん(West症候群)**が多い
- 発達遅滞・知的障害
- 自閉スペクトラム症(TSC-ASD)
- 注意欠如・多動症(ADHD)
② 皮膚症状(診断の手がかり)
- 白斑(葉状白斑)
- 顔面血管線維腫(鼻・頬に赤いぶつぶつ)
- シャグリーン斑(皮膚のざらつき)
- 爪周囲線維腫
③ 腎臓
- 腎血管筋脂肪腫(AML)
- 腎嚢胞
- 出血・腎機能低下の原因になることがあります
④ 心臓
- 心臓横紋筋腫
- 多くは乳児期に見つかる
- 成長とともに自然縮小することが多い
⑤ 肺(主に成人女性)
- LAM(リンパ脈管筋腫症)
- 呼吸困難・気胸の原因になることがあります
⑥ 眼
- 網膜過誤腫(多くは無症状)
4. 遺伝形式
- 常染色体優性遺伝
- ただし、
- 約2/3は新生突然変異
- 家族歴がなくても発症します
5. 診断
- 臨床診断基準(皮膚・脳・腎などの所見)
- 遺伝子検査(TSC1 / TSC2)
- MRI(脳・腎)
- 心エコー、CTなど
6. 治療
● 根治療法はありませんが、治療は大きく進歩しています
① てんかん治療
- 抗てんかん薬
- 難治例ではてんかん外科
- 乳児期早期ではビガバトリンが重要
② mTOR阻害薬
- エベロリムス
- 腎AML、SEGA(脳室上衣下巨大細胞性星細胞腫)、てんかんに有効
③ 各臓器の対症療法
- 腎・肺・皮膚・発達支援を含む多職種管理
7. 予後
- 軽症例ではほぼ健常人と同様の生活
- 重症例では継続的な医療・支援が必要
- 定期フォローが生涯必要な疾患です
まとめ
- 結節性硬化症は
mTOR経路異常による全身性の遺伝性疾患 - 脳・皮膚・腎・心・肺など多臓器に影響
- 症状の幅が非常に広い
- 分子標的治療(mTOR阻害薬)により予後は大きく改善
<結節性硬化症>の人はどれくらい?
1. 発症頻度(有病率・出生頻度)
結節性硬化症は希少疾患に分類されますが、
スタージ・ウェーバー症候群などと比べると比較的患者数の多い疾患です。
● 一般的に報告されている頻度
- 出生6,000〜10,000人に1人
- 有病率としては
人口約1万人に1人前後
とされています。
2. 日本での患者数の推定
日本の人口規模から推定すると、
- 全国で約1万5,000〜2万人程度
- 小児〜成人まで幅広い年齢層に患者さんがいます
※難病指定疾患ではありますが、
小児神経・てんかん領域では比較的よく遭遇する疾患です。
3. 男女差・人種差
- 男女差はありません
- 人種差もほぼありません
- 世界中でほぼ同じ頻度で発症します
4. 「診断されていない人」も一定数存在します
結節性硬化症は、
- 症状が非常に軽い例
- てんかんや知的障害がなく、皮膚症状が軽度な例
も存在します。
そのため、
- 実際の患者数は報告より多い可能性
があると考えられています。
5. 他の希少疾患との比較(参考)
| 疾患名 | 頻度 |
|---|---|
| 結節性硬化症 | 約6,000〜10,000人に1人 |
| 神経線維腫症1型 | 約3,000人に1人 |
| スタージ・ウェーバー症候群 | 約2〜5万人に1人 |
| レット症候群 | 約1万人に1人(女児) |
👉 結節性硬化症は、希少疾患の中では比較的多い部類です。
6. まとめ
- 結節性硬化症の頻度は
出生6,000〜10,000人に1人 - 日本では
約1万5,000〜2万人程度 - 男女差・人種差なし
- 軽症で未診断の方も一定数存在すると考えられる
<結節性硬化症>の原因は?
結論(要点)
結節性硬化症の原因は、
**TSC1遺伝子またはTSC2遺伝子の異常(変異)**です。
この遺伝子異常により、細胞の増殖を制御する仕組みが壊れ、
全身に良性腫瘍(過誤腫)が多発する病気になります。
1. 原因遺伝子について
● TSC1遺伝子
- 染色体:9番染色体
- 作るタンパク:ハマルチン
● TSC2遺伝子
- 染色体:16番染色体
- 作るタンパク:チュベリン
これら2つのタンパクは一緒に働き、
**mTOR経路(細胞の成長・増殖を調節する重要な仕組み)**を抑える役割を担っています。
2. 何が起こるのか(病気の本質)
本来は
「細胞が必要な分だけ増える」
ように制御されていますが、
TSC1またはTSC2に異常があると、
- mTOR経路がブレーキの効かない状態になる
→ 細胞が過剰に増殖
→ 全身に良性腫瘍(過誤腫)が形成される
これが結節性硬化症の本態です。
3. 遺伝と突然変異の割合
結節性硬化症は
常染色体優性遺伝の形式をとりますが、
実際には
- 約2/3(約66%)は新生突然変異
- 約1/3(約33%)は親からの遺伝
とされています。
つまり、
- 家族歴がない方が多数派です
- 親に症状が軽く、気づかれていないケースもあります
4. なぜ症状に個人差が大きいのか
同じ病気でも症状の重さが大きく違う理由は、
- どちらの遺伝子(TSC1かTSC2)が変異しているか
- 変異の種類
- モザイク型(体の一部だけに変異がある)
などが影響すると考えられています。
一般に、
- TSC2変異の方が重症になりやすい
傾向があります。
5. 重要なポイント(誤解されやすい点)
- 結節性硬化症は
❌「妊娠中の生活習慣」
❌「育て方」
❌「環境のせい」
で起こる病気ではありません。 - 純粋に
遺伝子レベルの偶然の変化が原因です。
まとめ
- 原因は
TSC1またはTSC2遺伝子の変異 - mTOR経路の異常による
全身性の過誤腫形成 - 約2/3は突然変異、約1/3は遺伝
- ご本人やご家族の責任で起こる病気ではありません
<結節性硬化症>は遺伝する?
<結節性硬化症(Tuberous Sclerosis Complex:TSC)>は、
遺伝する可能性のある病気です。
ただし、
すべての患者さんが親から遺伝しているわけではありません。
ここがとても重要なポイントです。
結論(最重要ポイント)
結節性硬化症は
- 常染色体優性遺伝の病気です
- しかし実際には
👉 約2/3は突然変異(新生突然変異)
👉 約1/3が親からの遺伝
とされています。
1. 「常染色体優性遺伝」とは
もし親のどちらかが結節性硬化症であれば、
- お子さんに遺伝する確率は
1人につき50%(2分の1)
になります。
男女差はなく、
男の子・女の子どちらにも同じ確率で起こります。
2. 家族歴がない人のほうが多い
結節性硬化症の多くは、
- 両親に病気がないのに
- お子さんに初めて発症する
**「新生突然変異」**によるものです。
つまり、
- 「遺伝病=必ず親も同じ病気」というわけではありません。
3. 軽症の親から重症の子が生まれることもあります
結節性硬化症は、
- 同じ遺伝子変異でも
症状の重さに非常に大きな差があります。
そのため、
- 親は皮膚症状が軽いだけ
- てんかんがない
- 仕事も普通にしている
という場合でも、
お子さんが重症になる可能性はあります。
4. モザイク型の場合
一部の患者さんでは、
- 体の一部の細胞だけに遺伝子変異がある
(モザイク型結節性硬化症)
という形があります。
この場合、
- 症状が軽いことが多い
- しかし、生殖細胞に変異が含まれると
→ お子さんには通常型として遺伝する可能性があります
5. 将来の妊娠・出産について
結節性硬化症のある方が妊娠を考える場合、
- 遺伝の可能性(50%)
- 症状の個人差が大きいこと
- 出生前診断の可否
について、
遺伝カウンセリングを受けることが強く勧められます。
まとめ
- 結節性硬化症は
✅ 遺伝する可能性がある病気 - ただし
✅ 約2/3は突然変異 - 親が患者の場合、子に遺伝する確率は
50% - 症状の重さは
親子でも大きく異なる
<結節性硬化症>の経過は?
全体像(重要)
結節性硬化症は、
- 進行性のがんのような病気ではありません
- しかし、
- 乳幼児期に症状が現れやすく
- 年齢とともに「出てくる臓器病変」が変わる
という特徴があります
- 定期フォローを続けることで重症化を防げる病気です
1. 胎児期〜新生児期
● 心臓
- 心臓横紋筋腫が胎児エコーで見つかることがあります
- 多くは
- 出生後〜幼児期にかけて自然に縮小・消失します
- 心不全や不整脈を起こす例は少数です
2. 乳児期(最も重要な時期)
● てんかん
- 生後数か月以内に発作が始まることが多い
- 特に
- 点頭てんかん(West症候群)
- 早期発症てんかん
は、発達に影響しやすいです
👉 この時期の**早期治療(特にビガバトリン)**が、
将来の知的予後に大きく関係します。
3. 幼児期〜学童期
● 脳
- 皮質結節・白質病変は基本的に増えません
- ただし、
- **SEGA(脳室上衣下巨大細胞性星細胞腫)**が
思春期前後に大きくなることがあります
- **SEGA(脳室上衣下巨大細胞性星細胞腫)**が
● 発達・行動
- 発達遅滞
- 自閉スペクトラム症(ASD)
- 注意欠如・多動症(ADHD)
などが明らかになる時期です
4. 思春期〜成人期
● 腎臓(最重要)
- **腎血管筋脂肪腫(AML)**が
- 思春期以降に大きくなりやすい
- 出血や腎機能低下の原因になります
👉 成人期以降の予後を左右する最大因子は
腎病変です
● 肺(主に女性)
- **LAM(リンパ脈管筋腫症)**が出現することがあります
- 息切れ、気胸の原因になります
5. 皮膚の経過
- 乳児期:白斑が目立つ
- 幼児期:顔面血管線維腫が出現
- 思春期以降:爪周囲線維腫などが増える
👉 皮膚症状は
- 命に関わるものではありませんが
- 診断の手がかりになります
6. 生命予後
- 適切な医療管理があれば
寿命はほぼ健常人と同等 - 生命予後を左右する主因:
- 重症てんかん
- 腎不全
- 重症LAM
7. 経過に個人差が大きい理由
- TSC1かTSC2か
- 変異の種類
- モザイク型かどうか
- てんかんの発症時期・コントロール状況
により、
非常に幅広い経過をとります
8. 現代医療による変化(重要)
以前は:
- 腎病変・脳腫瘍による死亡が多かった
現在は:
- mTOR阻害薬(エベロリムス)
- 早期てんかん治療
- 定期画像フォロー
により、
👉 重症化を防げる時代になっています
まとめ
- 結節性硬化症は
年齢によって問題となる臓器が変わる病気 - 乳児期:てんかん
- 小児期:発達・SEGA
- 成人期:腎臓・肺
- 定期フォローで
予後は大きく改善可能 - 多くの方が
長期に安定した生活を送れます
<結節性硬化症>の治療法は?
全体の考え方(重要)
結節性硬化症には
👉 病気そのものを完全に治す根治療法はありません。
そのため治療の基本は、
- 各臓器の病変に対する
対症療法 - 近年確立した
mTOR阻害薬による分子標的治療 - 生涯にわたる
定期的なフォローアップ
の組み合わせです。
1. てんかんの治療(最重要)
● 抗てんかん薬
- 多くの患者さんでてんかんを合併します
- 特に乳児期の点頭てんかんでは
👉 ビガバトリンが第一選択
● てんかん外科
- 薬で抑えられない難治性てんかんの場合
- 発作の原因となる脳病変を切除する手術
- 条件が合えば
👉 発作が大きく減る・消失する可能性があります
● mTOR阻害薬(後述)
- てんかん発作の頻度を減らす効果も認められています
2. 脳病変の治療
● SEGA(脳室上衣下巨大細胞性星細胞腫)
- 脳室を塞ぐと水頭症の原因になります
治療:
- mTOR阻害薬(エベロリムス)
- 手術(急性水頭症などの場合)
3. 腎臓病変の治療(重要)
● 腎血管筋脂肪腫(AML)
- 出血・腎不全の原因になります
治療:
- mTOR阻害薬(エベロリムス)
- 塞栓術
- 手術(大きい場合)
4. 肺病変(LAM)の治療
- 主に成人女性にみられます
- 呼吸困難・気胸の原因になります
治療:
- mTOR阻害薬(シロリムス)
- 酸素療法
- 重症例では肺移植
5. 皮膚病変の治療
- 顔面血管線維腫など
治療:
- レーザー治療
- 外用mTOR阻害薬(シロリムス軟膏など)
6. 発達・行動障害への支援
- 発達遅滞
- 自閉スペクトラム症(ASD)
- ADHD
治療・支援:
- 療育
- 教育支援
- 必要に応じて薬物療法
7. mTOR阻害薬(現代治療の中核)
代表薬:
- エベロリムス
- シロリムス
作用:
- 異常に活性化したmTOR経路を抑制
→ 腫瘍の縮小
→ 発作の軽減
適応:
- SEGA
- 腎AML
- 難治性てんかん
- LAM
など
8. チーム医療が不可欠
関与する診療科:
- 小児神経科/神経内科
- 腎臓内科
- 呼吸器内科
- 皮膚科
- 眼科
- 心臓内科
- リハビリ・心理・教育支援
まとめ
- 結節性硬化症は
臓器別に治療を組み合わせる病気 - 治療の柱は
✅ 抗てんかん治療
✅ mTOR阻害薬
✅ 必要時の手術 - 定期フォローにより
重症化を防げる時代になっている - 多くの方が
長期に安定した生活を送れます
<結節性硬化症>の日常生活の注意点
全体の基本方針(重要)
結節性硬化症は、
- 適切な医療管理があれば
日常生活は十分可能な病気です - ただし、
- てんかん
- 腎臓
- 肺(女性)
- 発達・行動面
などに配慮した生活設計が必要です
「過度に制限」ではなく、
👉 安全を確保しつつ生活の質を保つこと
が基本方針です。
1. てんかんに関する注意点(最重要)
● 発作誘因を避ける
発作を起こしやすくする要因:
- 睡眠不足
- 強いストレス
- 発熱・感染症
- 極度の疲労
- 飲酒(成人)
→ 規則正しい生活リズムが重要です。
● 服薬管理
- 抗てんかん薬は
自己判断で中止・減量しない - 飲み忘れ防止:
- 薬ケース
- アラーム
- 家族の声かけ
● 安全面の配慮
- 入浴は一人きりを避ける
- 浴槽での長湯は控える
- 水泳・海・川遊びは
👉 必ず監視者がいる状態で - 自転車:ヘルメット着用
- 高所作業・危険作業は医師と相談
2. 腎臓(腎血管筋脂肪腫)に関する注意点
● 出血リスクへの注意
- 腹部を強く打つ運動(激しい接触スポーツ)は注意
- 突然の
- 強い腹痛
- 血尿
- めまい
があれば、すぐ受診が必要です
● 定期検査を継続
- 腹部エコー・CT・MRIを
定期的に受ける - 症状がなくてもフォローは必須です
3. 肺(LAM)に関する注意点(特に成人女性)
- 息切れ
- 胸痛
- 突然の呼吸苦
があれば早めに受診してください。
● 避けた方がよいこと
- 喫煙(厳禁)
- 高所・飛行機搭乗の頻回利用(重症例)
4. 心臓・脳腫瘍に関する注意点
- 乳児期の心臓横紋筋腫は
多くが自然縮小しますが、- 不整脈
- 哺乳不良
などに注意します
- 脳のSEGAは
- 頭痛
- 嘔吐
- ぼーっとする
などが出た場合、水頭症の可能性があるため要注意です
5. 発達・学習・心理面の配慮
- 発達の得意・不得意に差が出やすい病気です
- 比較ではなく
👉 その人のペースを尊重
● 学校・職場での配慮
- 発作時の対応方法を共有
- 無理のないスケジュール
- 疲れたら休める環境づくり
6. 皮膚症状への配慮
- 日焼け対策(紫外線で目立つことがあります)
- レーザー治療後は保湿・遮光
- 見た目に関する心理的負担には
必要に応じて心理支援
7. 感染症・発熱時の注意
- 発熱は発作の引き金になることがあります
- 早めの解熱・受診
- 発作時対応マニュアルを家庭・学校で共有
8. 妊娠・出産を考える場合(成人)
- 遺伝の可能性(50%)
- 使用薬剤(抗てんかん薬・mTOR阻害薬)
- 肺LAMの有無
について、
👉 事前に専門医・遺伝カウンセリングが必須です
まとめ
- 規則正しい生活が最重要
- 発作予防・腎臓・肺への配慮が軸
- 運動・学習・仕事は
原則として可能(条件付き) - 定期フォローを続けることで
安定した生活が可能な病気
