無脾症は個人によって、様々な合併症が引き起こされます。
余命に関して考えるときは無脾症候群そのものよりも、その合併症によって決まってしまうことが多いのです。
その合併症とは、本当に個人によって様々ありますので、ここでは、筆者自身の合併症えお例に挙げて説明していきます。
私の主治医の先生から聞いている疾患は次の6つです。
・無脾症候群
・右室性単心室
・心房中隔欠損
・共通房室弁
・肺動脈狭窄
・動脈管開存
・食道裂孔ヘルニア
このうち、食道裂孔ヘルニアを除く疾患は、無脾症候群に合併して出やすい疾患なのだそうです。
私の場合、命に直接関わってくるという疾患が、この中で
・右室性単心室
・心房中隔欠損
・共通房室弁
・肺動脈狭窄
・動脈管開存
であると考えられています。
これらはひとつひとつが重大な疾患であるため、私は生まれてから1歳になるまで、毎月1か月づつ余命を宣告されてきました。
その余命を乗り越えてからも、1歳、2歳、3歳、5歳、中学校には上がれない、成人になることは難しい‥‥などと、
少しづつ余命が延長していったという状態です。
このことからも、両親や姉弟、親戚や周りの支えてくれた皆さんには感謝してもしきれません。
現在の自分がされている余命宣告としては、30代で酸素を引いて歩き、40代で寝たきりということを言われています。
ということで、無脾症候群の余命は無脾症候群によって決まるのではなく、合わせて発症してしまう、合併症によって左右されるということです。