目次
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>はどんな病気?
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>は、小児に多く発症する重篤な急性脳炎の一型で、英語では AERRPS(Acute Encephalitis with Refractory, Repetitive Partial Seizures) と呼ばれます。
最大の特徴は、非常に治りにくい(難治性の)部分発作が、短時間に何度も、しかも発作重積状態として出現する点です。
- 1. どのような病気か(概要)
- 2. 主な症状
- 3. 原因
- 4. 検査所見の特徴
- 5. 治療
- 6. 予後
- 7. 重要なポイントまとめ
- 結論(要点)
- 発症頻度の推定
- 日本における状況
- 近縁疾患との関係
- なぜ「数が分かりにくい」のか
- まとめ
- 結論(重要ポイント)
- 1. 感染が「引き金」になるが、直接原因ではない
- 2. 自己免疫・炎症仮説(最重要)
- 3. なぜ抗てんかん薬が効きにくいのか
- 4. 自己抗体は見つかるのか?
- 5. 脳のどこが障害されやすいか
- 6. 遺伝との関係
- 7. まとめ
- 結論
- なぜ「遺伝しない」と考えられているのか
- では「体質」は関係ないのか?
- 将来、子どもや兄弟に影響は?
- 近縁疾患との比較
- まとめ
- 全体像(重要ポイント)
- ① 急性期(発症~数週間)
- ② 亜急性期(数週間~数か月)
- ③ 慢性期(数か月以降)
- 予後のばらつき
- 経過のまとめ
- 重要なポイント
- 結論(治療の基本方針)
- ① 急性期治療(最重要)
- ② 亜急性期治療(数週間~数か月)
- ③ 慢性期治療(数か月以降)
- ④ 新しい治療の試み(研究段階)
- 治療のまとめ
- 重要なポイント
- 全体の考え方(重要)
- ① てんかん発作に関する注意点
- ② 睡眠・生活リズム
- ③ 体調管理・感染予防
- ④ 入浴・運動・外出
- ⑤ 学校・園・職場での配慮
- ⑥ 発作時対応を家族・周囲が理解する
- ⑦ 心理・行動面への配慮
- ⑧ 家族・介護者のケア
- 日常生活の注意点まとめ
- 最後に
1. どのような病気か(概要)
- 突然の高熱やけいれんで発症する急性脳炎です
- 発症後まもなく
- 部分発作(焦点発作)が頻回に出現
- 抗てんかん薬が効きにくい
- 発作重積状態が持続
という非常に重い経過をたどります
- 急性期を乗り越えても、重度のてんかんや神経後遺症を残すことが多いのが特徴です
2. 主な症状
急性期
- 高熱
- 意識障害
- 頻回の部分発作
- 片側の手足のけいれん
- 眼球偏位
- 自動症(口をもぐもぐする等)
- 発作が数分〜数十分おきに反復
- 抗てんかん薬がほとんど無効
回復期以降
- 難治性てんかん
- 知的障害
- 発達遅滞
- 運動障害
- 行動・認知障害
3. 原因
- はっきりした原因は未解明です
- ただし、近年は以下が有力と考えられています:
- 自己免疫性脳炎の一亜型
- 免疫反応が脳を過剰に攻撃することで発症
- 多くの場合
- 明確なウイルスは検出されません
- 感染をきっかけに免疫異常が誘発されると考えられています
4. 検査所見の特徴
- 脳MRI
- 初期は正常なことも多い
- 経過とともに海馬や側頭葉の萎縮
- 脳波
- 焦点性てんかん性放電
- 発作間欠期でも異常が持続
- 髄液検査
- 軽度の炎症所見のみ、または正常
5. 治療
急性期
- 集中治療が必須
- 抗てんかん薬(多剤併用)
- バルビツレート昏睡療法
- 免疫療法
- ステロイド大量療法
- 免疫グロブリン療法
- 血漿交換
- ケトン食療法が有効な例もあります
慢性期
- 難治性てんかんとしての長期管理
- 複数の抗てんかん薬併用
- リハビリテーション
- 発達・生活支援
6. 予後
- 生命予後は改善してきている一方で
- 神経学的後遺症が残る割合は非常に高いです
- 多くの患者さんが
- 難治性てんかん
- 重度の発達障害
を伴います
7. 重要なポイントまとめ
- 小児に発症する極めて重症な急性脳炎
- 難治性・頻回・部分発作重積が最大の特徴
- 原因は自己免疫機序が有力
- 早期からの集学的治療が極めて重要
- 急性期を超えても長期的支援が必要
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>の人はどれくらい?
結論(要点)
- 非常にまれな疾患です
- 正確な患者数は不明ですが、
👉 小児100万人あたり年間0.1~0.5人程度と推定されています - 日本国内では、年間に数人~十数人程度と考えられています
発症頻度の推定
AERRPSは希少疾患であり、以下の理由から大規模な疫学調査が困難です。
- 症例数が極めて少ない
- FIRESなど近縁疾患との診断境界があいまい
- 過去には別疾患名で報告されていた可能性
そのため、症例報告や多施設後ろ向き研究から、次のように推定されています。
海外データを含む推定値
- 小児100万人あたり年間 約0.1~0.5例
- 発症年齢は主に
👉 学童期(5~10歳前後)
日本における状況
- 日本では全国的な登録制度がありません
- 学会報告・症例集積から考えると
- 年間発症数:数人~十数人程度
- 小児神経専門施設でも
**「数年に1例経験するかどうか」**というレベルです
近縁疾患との関係
AERRPSは以下の疾患と連続した疾患スペクトラムと考えられています。
- FIRES(熱性感染関連てんかん症候群)
- NORSE(新規発症難治性てんかん重積)
これらをまとめた場合でも、
- 小児重症急性脳炎・てんかん重積全体の中で数%以下
という位置づけです。
なぜ「数が分かりにくい」のか
- 診断基準が時代とともに変化
- 急性期に死亡する例、診断前に分類不能となる例がある
- 「急性脳炎」や「原因不明のてんかん重積」として報告されている可能性
👉 実際の患者数は、報告数よりやや多い可能性はありますが、それでも極めてまれであることに変わりありません。
まとめ
- AERRPSは
小児100万人に1人未満/年というレベルの希少疾患 - 日本では年間数人規模
- 小児神経・てんかん領域でも遭遇頻度は非常に低い
- その希少性ゆえ、早期診断と専門施設での集学的治療が重要
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>の原因は?
結論(重要ポイント)
- 単一の原因は特定されていません
- 現在もっとも有力なのは
👉 感染をきっかけに生じる自己免疫異常(炎症性免疫反応) - ウイルス性脳炎そのものではなく、
**「感染後免疫反応型の脳炎」**と考えられています
1. 感染が「引き金」になるが、直接原因ではない
発症前の特徴
多くの症例で、
- 発症の 数日前~1週間前
- 以下のような軽い感染症状がみられます:
- 発熱
- 上気道症状
- 胃腸炎症状
しかし
- 髄液・血液から
👉 明確なウイルスや細菌は検出されないことがほとんど - そのため
「病原体による直接的な脳感染」ではない
と考えられています
2. 自己免疫・炎症仮説(最重要)
現在、最も支持されている病態仮説です。
想定されるメカニズム
- 感染を契機に免疫系が活性化
- 免疫反応が過剰・異常になる
- 本来守るべき脳神経細胞(特に側頭葉・海馬)を攻撃
- 強い炎症と神経過興奮状態が生じる
- 難治性・頻回の部分発作が止まらなくなる
👉 これにより
抗てんかん薬が効かない発作重積が生じます
3. なぜ抗てんかん薬が効きにくいのか
- 発作の「原因」が
神経の炎症・免疫異常そのものにあるため - 単に神経の興奮を抑える薬では不十分
- 実際に
- ステロイド
- 免疫グロブリン
- 血漿交換
などの免疫療法が一定の効果を示す例があります
👉 これも自己免疫関与を強く示唆しています
4. 自己抗体は見つかるのか?
- 多くの症例で既知の自己抗体は陰性です
- そのため
- 抗NMDA受容体脳炎などの
「典型的自己免疫性脳炎」とは異なる
- 抗NMDA受容体脳炎などの
- 未同定の自己抗体や
**自然免疫(サイトカイン暴走)**の関与が疑われています
5. 脳のどこが障害されやすいか
- 特に影響を受けやすい部位:
- 海馬
- 側頭葉内側部
- これらは
- てんかん発作の焦点になりやすい
- 記憶・情動・自律神経に関与
👉 後遺症として
難治性てんかんや高次脳機能障害が残りやすい理由です
6. 遺伝との関係
- 遺伝性疾患ではありません
- 家族内発症の報告は極めて稀
- ただし
- 免疫反応の起こりやすさ
- 炎症制御の個体差
といった体質的要因が関与する可能性は否定できません
7. まとめ
- 原因は未解明
- もっとも有力なのは
感染を契機とした自己免疫・炎症反応 - 病原体が直接脳を壊す病気ではない
- 免疫異常による神経過興奮状態が病態の中心
- 早期からの免疫療法介入が重要
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>は遺伝する?
結論
- 遺伝性疾患ではありません
- 家族内発症はほぼ報告されていません
- 親から子へ受け継がれる病気ではありません
なぜ「遺伝しない」と考えられているのか
1. 家族内発症が認められない
- 同胞・親子・血縁者での繰り返し発症例がほぼ存在しません
- 単発・散発例が大多数です
2. 原因が「免疫反応」にあるため
- 発症の中心は
感染を契機とした異常な免疫・炎症反応 - 遺伝子異常そのものが直接原因ではありません
3. 既知のてんかん遺伝子との関連がない
- SCN1A などの遺伝性てんかん関連遺伝子との明確な関連は示されていません
- 先天性てんかん症候群とは別の病態です
では「体質」は関係ないのか?
ここは重要なポイントです。
- 発症しやすさの体質差
(免疫の反応性、炎症制御の個人差) - サイトカイン反応の強さ
- 感染後免疫異常を起こしやすい素因
こうした要素は、
- 遺伝子の影響を「間接的」に受けている可能性
は否定できません。
👉 ただしこれは
**「遺伝する病気」ではなく「なりやすさの個体差」**のレベルです。
将来、子どもや兄弟に影響は?
- 発症リスクが高くなるという証拠はありません
- ご家族が過度に心配する必要はありません
- 遺伝カウンセリングの対象疾患にも通常は含まれません
近縁疾患との比較
- 遺伝性てんかん症候群:
→ 明確な遺伝子変異あり - 難治頻回部分発作重積型急性脳炎:
→ 後天性・免疫介在性疾患
この点が大きく異なります。
まとめ
- 遺伝しない
- 家族にうつる・受け継がれる病気ではない
- 原因は感染後の異常免疫反応
- 遺伝子は「体質」に影響する可能性がある程度
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>の経過は?
全体像(重要ポイント)
- 発症は急激で、数日以内に重篤化します
- 急性期は生命の危機があり、集中治療が必要です
- 救命後も多くの場合、難治性てんかんや神経後遺症を残します
- 経過は長期に及び、慢性疾患としての管理が必要になります
① 急性期(発症~数週間)
発症のしかた
- 多くは
- 発熱
- 軽い感染症状(感冒・胃腸炎様)
の数日後に発症します
主な症状
- 頻回の部分発作
- 数分~数十分おきに反復
- 発作重積状態
- 意識障害
- 自律神経症状(頻脈、血圧変動など)
特徴
- 抗てんかん薬がほとんど効かない
- 発作が止まらず、短期間で重症化
- 人工呼吸管理・ICU管理が必要になることが多い
治療
- 多剤併用の抗てんかん薬
- バルビツレート昏睡療法
- 免疫療法
- ステロイド大量療法
- 免疫グロブリン療法
- 血漿交換
- ケトン食療法が併用されることもあります
👉 この時期を乗り越えられるかどうかが予後を大きく左右します。
② 亜急性期(数週間~数か月)
状態の変化
- 生命の危機は脱します
- しかし
- 発作は完全には止まらない
- 発作頻度はやや減少することが多い
検査所見
- 脳MRI
- 海馬・側頭葉の萎縮が目立ち始める
- 脳波
- 持続的なてんかん性異常波
臨床的特徴
- 意識レベルの回復に個人差が大きい
- 運動・言語・認知機能の障害が明らかになってくる
③ 慢性期(数か月以降)
主な後遺症
- 難治性てんかん
- 複数の抗てんかん薬が必要
- 発作が完全に消失する例は少ない
- 発達・知的障害
- 記憶障害
- 行動障害
- 運動障害(麻痺・協調運動障害など)
生活面
- 長期的な医療フォローが必要
- 教育・福祉・リハビリの支援が不可欠
- 家族への負担が大きい疾患です
予後のばらつき
- 急性期の発作制御が早いほど予後は比較的良好
- 発作重積が長期間続いた場合
- 神経後遺症が重くなりやすい
- 完全に後遺症なく回復する例はまれです
経過のまとめ
| 時期 | 主な特徴 |
|---|---|
| 急性期 | 頻回・難治性部分発作、ICU管理 |
| 亜急性期 | 発作持続、脳萎縮が進行 |
| 慢性期 | 難治性てんかん、神経後遺症 |
重要なポイント
- 本疾患は
「一過性の脳炎」ではなく、人生に影響する慢性疾患へ移行しやすい
という特徴があります - そのため
👉 急性期治療+長期支援の両方が不可欠です
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>の治療法は?
結論(治療の基本方針)
- 時間との勝負となる重症疾患です
- 抗てんかん治療+免疫療法+集中治療を同時並行で行います
- 早期・集学的治療が予後を左右します
① 急性期治療(最重要)
発症直後~数週間はICUレベルの集中治療が必要です。
1. 抗てんかん薬治療
- 複数の抗てんかん薬を同時併用
- 代表例
- レベチラセタム
- ホスフェニトイン
- バルプロ酸
- ラコサミド など
- 単剤での効果は乏しいことが多いのが特徴です
2. 鎮静・昏睡療法
- 発作が止まらない場合:
- ミダゾラム持続投与
- バルビツレート昏睡療法
- 人工呼吸管理下で行います
- 発作による二次的脳障害を防ぐ目的です
3. 免疫療法(非常に重要)
本疾患では免疫異常が病態の中心と考えられています。
主な免疫治療
- ステロイド大量療法
(メチルプレドニゾロンパルス) - 免疫グロブリン大量静注療法(IVIG)
- 血漿交換療法
👉 既知の自己抗体が陰性でも、
早期から免疫療法を導入することが推奨されています。
4. ケトン食療法
- 急性期から導入されることがあります
- 一部の症例で
- 発作頻度の減少
- 鎮静薬の減量
が報告されています
- 栄養管理チームとの連携が必須です
② 亜急性期治療(数週間~数か月)
- 生命危機は脱しますが、発作は持続することが多い時期です
治療の目的
- 発作頻度の抑制
- 脳障害の進行抑制
- 合併症の予防
主な対応
- 抗てんかん薬の最適化・調整
- 免疫療法の追加・反復(症例による)
- 早期リハビリテーション開始
③ 慢性期治療(数か月以降)
1. 難治性てんかんへの対応
- 複数の抗てんかん薬併用
- 完全な発作消失は困難な例が多い
- 一部で
- 迷走神経刺激療法(VNS)
- ケトン食の継続
が検討されます
2. リハビリ・生活支援
- 理学療法・作業療法・言語療法
- 発達支援・特別支援教育
- 家族への心理的・社会的サポート
④ 新しい治療の試み(研究段階)
- 炎症性サイトカイン(IL-1など)を標的とした治療
- 生物学的製剤の検討
※ いずれも標準治療ではなく、研究・症例報告レベルです
治療のまとめ
| 治療領域 | 内容 |
|---|---|
| 抗てんかん | 多剤併用、長期管理 |
| 鎮静療法 | 昏睡療法、ICU管理 |
| 免疫療法 | ステロイド・IVIG・血漿交換 |
| 補助療法 | ケトン食、リハビリ |
| 慢性期 | 難治性てんかんと後遺症対応 |
重要なポイント
- 早期診断・早期免疫介入が最も重要
- 「けいれんを止める」だけでなく
原因(免疫異常)への治療が不可欠 - 急性期を乗り越えても
長期的な医療・生活支援が必要
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>の日常生活の注意点
全体の考え方(重要)
- 本疾患は急性期後も慢性の神経疾患として経過することが多いです
- 目標は
①発作の再燃予防
②脳への二次的ダメージ回避
③生活の質(QOL)の維持 - 医療・家族・学校(職場)・福祉の多職種連携が不可欠です
① てんかん発作に関する注意点
発作予防の基本
- 抗てんかん薬は必ず決められた時間・量を厳守
- 自己判断での中断・減量は絶対に避ける
- 飲み忘れ防止の工夫
- ピルケース
- アラーム設定
- 家族によるダブルチェック
発作誘発因子を避ける
- 睡眠不足
- 強い疲労
- 発熱・感染症
- 精神的ストレス
- 急激な生活リズムの変化
② 睡眠・生活リズム
- 十分な睡眠(年齢に応じた確保)
- 毎日同じ時間に
- 起床
- 就寝
- 夜更かし・徹夜は発作再燃の大きなリスク
③ 体調管理・感染予防
- 感染症は発作悪化・再燃の引き金になります
- 手洗い・うがいの徹底
- 発熱時は早めに受診
- 主治医と相談のうえで予防接種を検討
- 脱水予防(水分摂取)
④ 入浴・運動・外出
入浴
- 必ず家族の見守り下で
- 一人での長風呂・施錠は避ける
- 発作頻度が高い場合はシャワー中心
運動
- 軽度~中等度の運動は原則可能
- ただし
- 水泳
- 高所
- 単独行動
は厳重な管理が必要
⑤ 学校・園・職場での配慮
- 病状・発作対応マニュアルを共有
- 発作時の対応方法を明確に
- 無理のないスケジュール調整
- 特別支援教育・合理的配慮の活用
⑥ 発作時対応を家族・周囲が理解する
発作時の基本対応
- 横向きに寝かせる
- 無理に押さえつけない
- 口に物を入れない
- 発作時間を測定
- 長時間発作時は救急要請
👉 レスキュー薬(頓用薬)の使用方法を
家族全員が把握しておくことが重要です。
⑦ 心理・行動面への配慮
- 認知障害・行動障害・情緒不安定がみられることがあります
- 「叱る」「急かす」より
環境調整・安心感の確保 - 心理士・発達支援専門家との連携が有効です
⑧ 家族・介護者のケア
- 介護負担が非常に大きい疾患です
- 家族が疲弊しないことも重要
- レスパイト入院・訪問支援・相談窓口の活用
- 「一人で抱え込まない」ことが大切です
日常生活の注意点まとめ
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 服薬 | 絶対に中断しない |
| 睡眠 | 規則正しく十分に |
| 感染 | 早期対応・予防 |
| 入浴 | 見守り必須 |
| 運動 | 安全第一 |
| 学校・職場 | 情報共有 |
| 家族 | 発作対応の理解 |
最後に
本疾患は
「治療が終わったら終わり」ではなく、生活全体を支える病気です。
日常生活の工夫と支援体制が、長期予後とQOLを大きく左右します。
<難治頻回部分発作重積型急性脳炎>の最新情報
サイトカイン上昇や炎症プロファイルのサブタイプ(患者間の違い)が治療選択の鍵になりうる(2025)
小児FIRESに対するトシリズマブの観察研究(2025)が公開され、有効性・安全性と、治療に伴うIL-6関連指標の変化を検討しています
