循環器系の心疾患などの障がいを持って生まれると、必ずといっていいほど「運動制限」というものが主治医の先生から言い渡されます。
それでは、この運動制限とは、何がダメで、何が良いのでしょうか?
それは、その疾患を持っている個人によっても全く異なります。
病院のお医者さんはこれまでの統計に従って、その運動の制限を決めます。
しかし実際のところ、「無理のない程度」の運動をするということで、しっかりと自分で線引きすることが重要となります。
現無脾症・単心室症の私は、階段を上るにしても、3階以上の階段は息が切れて10分ほど苦しくなってしまいます。
50mを全力疾走すると、30分は苦しさが続いてしまいます。
そのことから、自分の限界は実際に自分の経験から学んでいきます。
周りに「運動制限」を言われている人がいれば、その程度は本人しか分からないのでしっかりと聞いてあげると良いかもしれません。
もしも自分自身が主治医の先生から「運動制限」を言い渡されていて、「無理のない程度」が分からない方は、一度一通りの運動をしてみて、自分で限度を設定すると良いでしょう。